その 鏡に映る笑顔は・・・

見習い三人組の練習の後、アリスに誘われて二人が寮に泊まることに…。相部屋のアテナも加わり部屋で過ごしたり、食堂で食事をしたり、庭で戯れたり…。

ポストを見るとペア(アリスの同僚)パーティの招待状が届いていた。しかし即座に欠席に印を入れるアリス。驚く二人をよそに心配そうに見つめるアテナ。アリスの同僚が楽しげに通りかかるが、しかしアリスを見るとかしこまってお辞儀をしあう。パーティに出席したらと勧める灯里に対し、あからさまな馴れ合いは好きではないと、拒絶するかのように部屋に帰ってしまう。スカウトで入ってきたアリスを羨望のまなざしで見られているのだけれど、それが敵意に映るのね、とフォローをするアテナ。

お風呂で、なおもパーティを勧めるが、自分が嫌われていると言い、参加しなくてもいいと突っぱね、先に上がる。鏡の前で髪を拭くアリスにアテナが近づき、ドライヤーで髪を乾かしてあげる。二人といると楽しそう。そう問うアテナに、会社の人とは全然違いますと答えるアリス。全然?嫌っていると感じるのは自分が嫌っているから、ううん怖がっている…かな?
「鏡が自分の姿を写すように、人もまた自分の心を写す。笑ってごらん。笑いかければ、笑い返してくれる」
うつむいたまま黙るアリス。まぁ社長のがんばる姿を見てアリスも決心する。私もちょっとだけがんばってみようかな、と。

朝元気な声でみんなを起こすアリス。みんなが驚いているのを横目に颯爽と学校に行く。アテナがふと招待状を見ると出席となっていた。

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前半はとにかくアテナがぼけ続けるのですが、アリスとアテナの二人が持つボケボケッとした不思議な空気は本当に楽しい。やはりARIAはキャラクターの魅力が大きいと感じる回でした。音楽も久々に新しいものをふんだんに使われていて、とても楽しかったです。
またアテナといえばいい台詞がつきもの。今回も名台詞でしたよアテナさん。同僚に嫌われているというアリスに対してのアテナさんの答えは、昔の自分に言われているようで心打たれました。

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前回今期最高の作画レベルを魅せてくれたARIA。とにかく前回は背景や、見せ方への力の入りようが半端ではなかったと思います。ただ、今回は背景で見せる場面がなく、人の顔が重要な場面で崩れているように感じました。結果その点に意識を持っていかれてしまい、素直に感動できなかった気がします。話の内容がよかっただけに残念でした。もっと素直に見たいものですね・・・

追記…まぁ社長かわいすぎる。ところでまぁ社長はパンダなんでせうか?