OPデモED

『プラスティック・メモリーズ』ED「朝焼けのスターマイン」

鉛筆+水彩のぬくもりのあるタッチで、ヒロインの色々な表情が楽しめる映像。 作画表記でパカパカしてるうえに、抽象的な画面なのだけど、OPと比較するとずっと人間味があるのが面白い。

『グリザイアの楽園』ED2「きみを探しに」

光と闇のコントラストが美しい映像。 灯台や銃弾の白によって一瞬だけ細部が明らかになるも、またシルエットへと潜んでしまう。そうして観てる方に、彼女たちの像を焼き付ける。

『グリザイアの楽園』OP2「刹那の果実」

画面中央を起点にいろいろ変化させていくURAお得意のフィルム。 赤子から少年、青年、骸骨、胎児までを暴力的なイメージで激しく移り変わっていく様は、彼の人生の激しさを物語っている。

『ミカグラ学園組曲』ED3「赤裸々キャンディ」

ノートや教科書にするような落書きタッチのデザインがかわいい。 一緒に遊んでくれるきぐるみの頭を外したら自分だったというオチも、単調な友達モノじゃなくて面白い。

『ミカグラ学園組曲』OP「放課後革命」

キャラクターが飛んだり跳ねたり自己紹介したりするだけで、謎ポーズ満載となんだかよくわからない。 とわざわざ歌詞でも言ってるけれど、楽しそうな姿でほんとうに楽しい。 キャラクター紹介のテロップが2人ずつで、それぞれの所属する部活動の合作なのとか…

『ハロー!!きんいろモザイク』OP「夢色パレード」

アニメのタイトルの後に原作のタイトルを入れたり、頭身がコロコロ変わったり、ノーマルとシュールのアクションを繰り返したりと多彩な画面構成。 芳文社や一迅社の萌え四コマと呼ばれる作品は、日常会話でありながらキャラクターの突飛な言動で可笑しさを誘…

『ハロー!!きんいろモザイク』ED「My Best Friends」

コンテ・演出・作画監督・原画:大島縁(*動画あり)のアニメーターED。不意を付くタイミングで動かしてきて、不思議な感覚に陥る。 何度もお見かけしている方で、そのたびに驚かされる。いつまでもお付き合いさせていただきたいなぁと。

『ニセコイ:』OP「Rally Go Round」

前作に続き、URAFLASHとSHAFT作画のコンビネーション映像。ピンボールムービーがとうとうアニメのタイトルに採用されて極まってきたなと。 登校で命の危機というラブコメらしい展開。疾走感のある遊園地のアトラクションモチーフで、歌が盛り上がってよく聞…

『ニセコイ:』OP2「マジカル☆スタイリング」

鈴木利正空間で今のSHAFTらしい色彩が新旧を感じさせる映像。 変なところで力の入れるSHAFT作画はすでに遠い過去のものとなってしまったが、こうして魔法のような特別OPをわざわざ用意してくれるのをみると、まだまだ夢から覚めることはないなと。

『ニセコイ:』ED3「Sleep zzz...」

アリスモチーフの映像ってそんなことは置いといてひたすら 「きれい、かわいい、すてき!」*全カット コンテ・演出・作画監督・原画・背景:岩本里奈。

『パンチライン』OP「PUNCH LINE!」

昭和モダンなデザインにレトロフューチャーの胡散臭いパーツを散りばめ、そのうえパンチラという、おっさんホイホイにもホドがある映像。 そういうろくでもないものの寄せ集めだが、回転する四畳半やちょこまか動く小道具等、CGや撮影といった今の技術で可愛…

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』OP「春擬き」

FLASHで校舎が組み上がる冒頭が特に美少女ゲームのOPデモっぽくて、長文タイトルで否定という斜に構えたタイトルと相まって、洒落がきいている。 芝居がかった動作や小難しい表情満載で、やはりこのテイストの映像はまちがっているわけだけど、青とピンクの…

『山田くんと7人の魔女』OP「くちづけDiamond」

AメロBメロとサビでカットが繰り返し・反転するという一風変わった構成。 サビで不意をつくように魔女の帽子を持ったヒロインたちの表情が豹変するのだけど、主観カットによる感情の乗った視線送りが魔性。セピア色のフィルムといい、特別な力が満ち満ちてい…

『SHOW BY ROCK!!』OP「青春はNon-Stop!」

原色・蛍光色多めで意匠も女児向け朝アニメといった印象だが、夜やライブ会場の黒を強く打ち出した映像で実にROCK(反抗的)。 音符や建物がリズムを取るなど賑やかで楽しい映像なのだが、キャラクターはそれらに埋もれてむしろ地味という、女学生の等身大っぽ…

『えとたま』OP「リトライ☆ランデブー」

真面目シルエットからのギャグ顔や、作画とデフォルメCGパートで同じようなアクションをさせるなど、遊び心たっぷりで見どころの多い映像。 そんな見た目が派手な積み方だが、こういう真面目でしっとり(そして若干エロい)大人な感じの絵があって、一筋縄では…

『えとたま』ED「blue moment」

一枚絵のEDを評価しないのは、情報量が少ないためつまらないからなのだけど、この映像は何度観ても新しい発見がある。 演出・作画:阿蒜晃士、マケン姫のEDもだが、とことんフェチっぽい線。

『艦隊これくしょん -艦これ-』ED「吹雪」

別に雪が降っているわけではないのだけれど、鮮烈なカットの積み重ねによって彼女たちの背景にある厳しさを匂わせる。 緩急すさまじいVの字パンは空間≒情報の圧縮が効いていてめちゃくちゃカッコ良い。

『新妹魔王の契約者』OP「Blde of Hope」

暁のヨナでパステルのグラデーションを見せつけたにも関わらず、本作ではわたなべひろしのようなビビッド単色に黒の陰影で攻めるコンテ・演出:美袋一の風呂敷の広さに驚く。 ヒロインたちの想いを乗せるように一瞬だけ映る主人公の色とりどりの刃が良いアク…

『暁のヨナ』ED2「暁」

波紋を立てて一輪の蓮が浮かぶ様子は清廉という言葉がふさわしい。 二胡の伸びやかで多彩な音色に併せて色や線も変化していく。宮廷音楽のような楽曲と相まって、時による変化も感じさせる。

『神様はじめました◎』OP「神様の神様」

男と女がほぼ別のレイヤーになっており、実に二重丸で届かない。 それでもお互い引かれあうから周り続けるっていう。それにしても最後の畳み掛けるアピーが可愛すぎて、バランスが崩れそうなところで突き放して終るのがなんとももどかしい。

『夜ノヤッターマン』OP「極限Dreamer」

曲タイトルがミルキィホームズTDと被ってて笑ってしまった。 こちらは作画について思いを馳せる。これだけの熱量を投じてなぜヤッターマンというかドロンボー一味を描かなければならないのか。つい【夢】とつくとメタ的な見方になってしまうなと。 答えが全…

『憑物語』OP「オレンジミント」

この解体っぷり、ぱにぽにだっしゅ!OPっぽい!

『アブソリュート・デュオ』OP「Absolute Soul」

回転ならぬ展開に心躍る映像。有象無象を蹴散らす圧倒的な2人だけ舞が素晴らしい。 夜を基調としたOPで、ほぼすべてアクション作画だったりと乗りに乗ってるなーと。

『アブソリュート・デュオ』ED2「アップルティーの味」

デザインに寄っている映像なので一見ポータブルプレイヤーないしはヘッドホンのお洒落なPVなのだが、切り返しや対照を意識した構図、視線やリップシンクといったキャラクターの関係性が全面に押し出されている。 アイドルのイメージビデオも道具がアクセント…

『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』OP2「ジョジョ その血の記憶〜end of THE WORLD〜」

神風動画のジョジョ映像もこれで見納め…かどうかは不明だが、細かいところまで作りこまれており、熱の入れようが伝わる。もちろんクレジットの凝りようも顕在で、レイピアが通る度に明滅し、振りぬく際は効果線になるのには唖然とした。 本編よりも原作のタ…

『純潔のマリア』ED「ailes」

森で育った魔女と矢(木で作られた武器)を持った青年の邂逅。端正なラインのフクロウとハトの不揃いなダンス。黒地にフェードの画面とスッキリとしたフォントクレジット。 この調和のとれた画面は、創りだした者の意図も雄弁に語る。だがそれでも美しい。

『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』ED「探求Dreaming」

紐で沈んで、紐を見上げて、紐と戯れて、紐の衣装に身を包み、紐が飛び交うなか歌う。 その紐が身体に絡み、再度沈むのは想像に難くない。紐の赤さが血のようにも見えて、アイドルって怖いなと。

『冴えない彼女の育てかた』ED「カラフル」

OPとは打って変わってノンストレスなかわいい映像。 デフォルメを効かせて頭身も下がったデザインはもはや別作品のよう。いろいろな表情も楽しめる。「カラフル」というタイトルなのにパステルで目にも優しい。

『四月は君の嘘』OP「七色シンフォニー」

"七色"というだけあって色が多彩に変化し、心躍る映像。 横線と縦線と点描で奏でるというのはスイートプリキュアのラストバトルを思い出す。 柔らかい線の手描きフレームで、ノートやフォトフレームといった手作りの暖かさがある。

『幸腹グラフィティ』ED「笑顔になる」

こちらは料理のテーマパークに入った3人が幸せそうに食べまくるといった映像で、食べた後の感情に焦点があたっている。 ようするにミスター味っ子などのリアクション空間なのだけど、それを今風にするとこんな映像になるんだなと感心しきり。